本～宝箱から～☆

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～私の歳時記～

　　　　　　日常会話で私が文句なく好きなのは、母や夫とかわす四季の話だ。

　　　　　　いつもの路地、いつもの公園へ約１時間の散歩。

　　　　　　そんな時、四季折々に芽を出す雑草や、垣根越しの庭の美しさ

　　　　　　そして木々の葉色の移り変わりを言葉にする。

　　　　　　そのことに気がついたからといって、たいしたことのないあどけない会話。
　
　　　　　　幸せを感じる時間だ。

　　
　　　　　　風の色・雨の音・山の姿にも四季折々の名前がある。

　　　　　　それは日本ならではの豊かな自然の贈り物。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　グリーティング　　　　　　　　　　　　　　　　山本容子　　




　　

ふわふわっとスキップしたくなるような心が弾む楽しい絵ですね

やわらかで独特の色使いの銅版画。

美しい銅版画にそれぞれエッセイ・季語が添えられていてます。

季節の出来事、感じたこと、思い出など・・・。

季語の解説ものっているのでわかりやすいです。

季節感をゆったりと味わうことができます





旅行や音楽についてなどが書かれたエッセイを読むのもとても楽しみです


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　　　　　　　　　　　　　　　　　　崩壊しかかった家族の再生と
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　「カッコ悪すぎな俺」の成長を描く

　　　　　　　　　　　　　　　　　　勇気と希望の結晶。
　　

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　フリーター、家を買う。　　　　　　　　　　　　　　　有川　浩



友だちからのおすすめの本です

読み始めて前半は泣けてしまいました・・・。

主人公が家族に対してそして、仕事に対しても成長していく姿をみていると

何かをきっかけにして自分自身が大きく変わることができるんだなぁ・・・！と

最後はすがすがしい気持ちになれました。






２５歳の気楽なフリーター生活を続ける主人公。

２０年間の町内の人たちによるいじめにより心を病んでしまった母親。

そんな妻の異変にも気づかない無責任で頑固な夫。

頼りになるしっかり者の娘は嫁いでしまっている。


しかし母親の病気をきっかけに一念発起して

目標を・・・就職すること・１００万円を貯めること！と決めて

崩壊しかかっている「家族」のために　バイト・就職活動・母の看病にと奔走。


主人公といっしょに働くおじさんたちのアドバイスを受け

父親とも徐々に和解していく。


そして・・・母親の病気の原因になった今の「家」を出て・・・

新しく家を買う